25年余りの間、自分自身の表現の場所、生きる場所として支え続けてくれました。
本日、最後のレントの支払いを済ませ、正式に卒業をさせてもらいました。
毎年、平均累計来訪者、2,500名の方々に来社していただきました。
その方々と共に、幾千、幾万ものドラマメーキングがありました。
最初の入居機会も入居条件も、全てが奇跡的でした。そして最後の卒業も奇跡的でした。今思うと、まるでサムシンググレートとも言える存在に導かれたような経緯でした。
毎日の通勤往復3時間半を、辛いと思うこともなく、長年マンハッタン通いを続けることができたのも、このビルの途轍もない存在感と快適感でした。
決して順風満帆ではない「志事」という旅でした。
ファミリーのように接してくださった、エンパイアで働くセキュリティースタッフの皆様、
毎晩遅くに翌日の快適仕事のために、オフィススペースをクリーニングしていただいた皆様、
経営危機に陥った時に、一時的にレントを半額にしてくださったリーシングチームの皆様、
業態の進化に応じて施した、幾度かのリノベーションを無理難題を共に克服して、理想的なスペース創りへのサポートをしてくださった桂コンストラクションの皆様、
世界各国から訪れてくださった開発、管理、そして人間面でも超一流のモノづくりチームの皆様、
米国各地からショールームに立ち寄ってくださった社会的意識の高いクライアントの皆様、
合計、21カ国、130名余りの夢あふれるインターンの皆様、
そして15カ国、合計120名余りの温かく、一緒に闘ってくれたチームメイトの皆様、
このような奇跡の軌跡を創り上げることが出来ましたのも、携わってくださった一人ひとり、全ての方々のサポートのおかげさまです。
これらの最幸の経験を、今後の恩返しに活かしていくつもりです。
今後ともどうか末永く、よろしくお願いいたします。
最後に、我々のオフィス・志事場を訪ねてくださったすべての人に、心魂から感謝いたします。
本当に有り難うございました。
KATSU NEW YORK
河崎 克彦
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